令和4年、東京で2回目のオリンピックが開催される2020年は「子年」再び新しい十二支・運気のサイクルがスタートする年でもあります。そして子年は種子が膨らみ始める時期とされ、ねずみは「ねずみ算」と言う言葉があるほど、子どもをどんどん産んで数を増やしていくことから「子孫繁栄」の象徴と言われております。
日本に干支についての諸説が伝わったのは6世紀の半ばですが、江戸時代に入ると民衆の間で年回りや時刻を動物で表現する習慣が浸透しました。有名なお話は昔々の大昔のある年の暮れのこと、神様が動物たちにお触れを出して、「元日の朝、新年の挨拶に出かけてくるのじゃ。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう」という神様からのお言葉により動物たちが駆け付けた順に干支が決まったと言われております。