昨年の夏から注目のネックリングが今年も流行の兆しを見せています。
約28℃以下で凍結する不思議な素材のPCMとは、相変化材料(Phase Change Material)の略称であり、一定の温度範囲で固体と液体の相転移を繰り返す物質のことを指します。PCMは、一般的には特定の温度で融解することで熱エネルギーを吸収し、逆に凝固することで熱エネルギーを放出します。PCMの中でも、28℃以下で凍結するタイプの素材は、凍結前に熱を吸収するため、冷却機能に優れています。例えば、保冷バッグや保冷庫に使用されることで、食品や医薬品の保冷に役立ちます。また、身体を冷やすためのクールパックや、高温環境下での作業において、作業者の体温調整に用いられることもあった素材ですが、この素材の特徴を利用し、首に巻く(掛ける)形状にしたのが、ネックリングです。
昔から熱中症などの対処方法として「首」が付くところを冷やすと良いされていましたが、首の周りを冷やすことで、全身の体温を下げることができ次のような効果が期待できます。
【体温調節の改善】:首や手首は血管が集中している部位であり、この部分を冷やすことで血管が収縮し、全身の体温を下げることができます。
【疲労回復】:疲れがたまると、血流が悪くなって筋肉の緊張やこりが生じることがあります。手首や首の冷却によって、血流を改善し、緊張やこりを解消することができます。
【熱中症対策】 :暑い季節やスポーツなどで汗をかくことが多い場合、首や手首を冷やすことで体温を下げ、熱中症の予防に役立ちます。
【快適性の向上】:暑い季節やエアコンの効いていない場所での作業や生活など、快適な環境で過ごすためにも、首や手首を冷やすことが有効です。
首の周りを冷やすと以上のような効果があります。但し氷などでの冷やし過ぎには注意が必要とされておりますが、クールネックリングは、使用している内に体温と近くなってくるので、冷やす過ぎとなることはほぼ有りません。
真夏の本当に暑い日でも2~3時間使用することが出来、ネックリングを付けると付けないとでは雲泥の差が出ます。冷やすときには冷蔵庫には入れますが、首に装着してからは電力は使いませんので、今の時代にピッタリなクールアイテムと言えるでしょう。
PCM素材のネックリングは体温調節が苦手な高齢者の方々の熱中症予防にも役立ちます。
熱中症は、体内の水分や塩分が失われることで、体温調節機能が低下して起こります。PCM素材を使用したネックリングを装着することで、首周りを冷やし、体温調節機能を助けることができます。また、首周りが冷やされることで、血管が収縮して血流が改善され、身体に必要な酸素や栄養素の供給が促進されます。
PCM素材のネックリングは、スポーツやアウトドアなどの熱中症予防にはもちろん、オフィスや家庭での暑さ対策にも役立ちます。ただし、熱中症のリスクが高い場合は、適切な水分補給や休憩をとることが必要ですので、こまめな水分補給と休息、PCM素材のネックリングで熱中症対策を行いましょう。
【クールネックリング】
【クールネックリング】
【グラデーション冷感ネックリング】
【アイスネックリング(保冷ポーチ付)】